| ＨＯＭＥ ＞ The Young Riders ＞ アメリカ旅行記 ＞ アメリカ旅行記８・ＣＡＲＩＦＯＲＮＩＡ編２ |
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■旅行準備編 ■6/12 RENO編 |
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 遂に旅の目的のRe-Ride、長い一日の始まりです。Re-Ride予定時間はJimさんは21:30、奥様のJoanさんは次の朝8:00でした。 ところが、Jimさん宅で待機中にNEVADA州内で起きた予期せぬアクシデントの為、なんと6時間遅れでリレーされているという連絡が入りました。 今まで多少時間が狂うことがあっても、これほど予定が狂ったことはなかったとか。以降私たちの旅の予定も大幅に狂ってしまうのでした。 ということでJimさんの登場は夜中（明け方？(^^;)）の3:30が予定に、でも早めに用意して1:00前には家を出発していました。馬をつれて一足先にJimさんは出発していましたので、私たちはJoanさんが運転する車で出発します。 途中、SPORTMAN'S HALLというPony Expressの昔の中継所が今はプールバー（サルーン）として残っている店に寄りました。Joanさんの説明だと、この店はRe-Rideに協力していて夜通しライドするメンバーや協力するスタッフの為にお店を開けているのだそうです。 元中継所ということでPony Express縁の資料が山ほどありました。（やはり本場には何でもあるものですねぇ） 今回の旅でお馴染みになったPony Expressの碑を始め昔の中継所の写真、絵、何故かPony Expressライダーの歌の楽譜、ルートの地図やお店の人が集めているらしいPony Expressグッズの数々が壁に散りばめられていました。私たちは例によって写真を写し捲りです。(^^) さて、Jimさんの中継所へ向かう道は街灯もなく真っ暗闇。というよりも途中からはでこぼこの山道を通って行きました。ここは数年前熊が出たとかで、Jimさんも銃を携帯して騎乗しています。 懐中電灯（小さなマグナライト）一つでカチーナとJimさんは進みます。こんな暗闇の中を躊躇わずに進むカチーナとJimさん、両者には信頼関係がしっかり出来ているのだなと思いました。 昼間はじりじり照りつける日差しでとても暑かったのですが、日が暮れるとシェラネヴァダ山中はとっても寒くて息が凍るほどでした。ライダーの受け渡しを待つ間、虫の声をバックに満天の天の川（まさにミルキー・ウェイ）と沢山の流れ星を数えていました。 そうこうする内にやっとお待ちかねのライダーが登場、ドラマで見た中継は駆歩で駆けてきてモチーラ（郵便袋用に考案した鞍袋）を馬上で投げ渡すというものでしたが、実際に見た中継は駆歩ではなく速歩、そしてモチーラはライダーが下馬してから鞍を付け替えるように受け渡します。 このあたりは「ヤングライダーズ」では絵的に格好を付けるためにモチーラのデザインや受け渡し方法を変えたのでしょうね。（そこも「ヤングライダーズ」が実在と違うとアメリカで指摘されてしまうところの一つなのでしょう） そして駆歩でないのは足下がアスファルトだからでしょうね。実際のルートは10日間駆歩で走破したはずですが、Re-Rideで再現でも殆ど速歩でスピードが違うのにそれでも10日間で走破出来るというのは、昔はそれだけ道が整備されていなかったり障害（猛獣、インディアン、盗賊などなど）で時間が取られていたと云うことなのでしょうか？ さて、モチーラを鞍の上から付けてJimさんは夜道を出発して行きました。中継の終わった白ヒゲのおじさん（上の画像左、右はJimさん）は牧場主ということで乗ってきた馬も立派、馬運車も立派でした。 なかなか陽気な方でRe-Rideの終わった馬に「乗ってみるかい？」と誘われてとっても乗りたかったのですが、未熟者の私が乗って大切な馬に何かあったらと思うとつい、遠慮してしまいました。（でも、本当は乗って記念に写真の一枚でも撮りたかった！） |
Jimさんの運転する車にゆられながらそのあともRe-Rideを追いかけて行きます。途中で朝食を食べたりしながら車の中で夜明かしをすると、今度はJoanさんの登場です。 Joanさんのリレー場所はFolsamという結構大きめな町です。ここは毎回California地区ではメイン会場となるらしくギャラリーが沢山いました。 Folsamは西部開拓時代の町並みがそのまま残っていながらなかなか大きな町でした。歴史博物館の前でRe-Rideのセレモニーが行われます。博物館の入口に開拓時代の格好で装った人々が集まり、設けられた演台で司会者がPony ExpressとRe-Rideについてひとしきり説明をしたあとにいよいよJoanさんが登場して宣誓式です。 これはPony Expressのライダーになる際に往時にも行われたものでPony Expressライダーとして聖書に宣誓するのです。（これは重要な事らしい）そして、Jimさんの「Rider Comin'In!」の声と共にライダーが登場してギャラリーのフラッシュの嵐の中Joanさんがさっそうと登場、騎乗して出発して行きました。 Joanさんは牧場の娘に産まれて今も乗馬の先生もしているということで流石に騎乗姿は格好良かったです。(^^) この時は決定的瞬間を逃すまじ！と片手でハンディカム片手でカメラ、デジカメとかなり忙しかったのでした。(^^;) Folsamでは自由時間が殆どなくて歴史博物館にあるPony Expressコーナーでお土産を鷲掴みにするように買い漁りました。ここではPony Expressの教育ビデオ（国の歴史の一頁として）や本（薄いけれど結構充実した内容）、バッジ、記念コインなどを購入しました。面白そうな町だったので本当はゆっくり観光したかったですね〜。 |
Pony ExpressルートのゴールのSacramentoはゴールドラッシュの発祥の地にしてCarifolnia州の州都でもあります。（Carifolniaの州都はロスでもサンフランシスコでもないんですねぇ）開拓時代のまま保存された旧市街Old Sacramentoが残っていて、そこも今まで訪れた多くの古い街同様に観光地となっています。 Old SacramentoについてすぐにRe-Rideのゴールであるライダーの銅像前へ行きました。（左の画像）ここはPony Expressを経営していたWels＆Fagoの博物館の前でもあります。Pony Expressの歴史などを説明した銅板が沢山ありました。 ただ、Pony Expressの出発点のSt.JosephにはPony Expressの立派な博物館があるそうなのにOld SacramentoにはWels＆Fagoの片隅のコーナーに場所を作ってあるだけでした。ちょっと拍子抜け･･･。 でも当時運んだ手紙やモチーラのオリジナルなども見られましたし、ここに至るまでげっぷが出るほどPony Express関連のグッズは見たので満足しています。 また、ここには各国の言葉でPony Expressについて解説したちらしがあり、日本語版もあったので沢山持ち帰ってきました。たまには日本人も来るのでしょうか。（因みにこの旅の間中日本人には殆ど出会いませんでした） Re-Rideのゴールまで余り時間もなかったので慌ただしく買い物and観光をしました。Old SacramentoでPony Express縁のウエスタンな小物（バックルなど）を買おうと思っていたのですがここにはウエスタン衣料品店はありませんでした。残念。でもライダーのプリントされたＴシャツや色んな小物を買うことが出来ました。 やはりPony ExpressはOld Sacramentoのウリの一つの用です。 さて、そろそろゴールの時間かと銅像の前で待っているとさりげなくライダーが到着しました。何かセレモニーが行われるでもなく自然と集まった他のRe-Rideライダーと観光客にかこまれて静かなゴールでした。それからPony Express協会の役員（と思われる人）がPony ExpressやRe-Rideについて説明したり、モチーラでリレーしてきた手紙を＄5で販売したりしていました。（勿論購入(^^)）
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