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■旅行準備編 ■6/12 RENO編 |
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朝食はホテルの１Fにあるバフェで、やはりバイキング形式でしたが、メニューは普通のコンチネンタルの朝食でしたし、お味も普通でしたのでなぜだかほっとしました。 レストランも小奇麗で落ち着いていて良かったです。 そうそう、ついでにいえばお部屋もグリーンベースのファブリックと茶のクイーンアン風の家具がなかなかシックでした。カジノ街のホテルってどこも宿泊料は安いのにお部屋がいいですよね。 食事を済ませて、荷物をまとめ、チェックアウトを済ませてロビーのソファーに座って暫く待っていると、熟年の白人夫婦が近づいてきました。それがJimさんご夫婦でした。 ひとしきりご挨拶を交わして日本からのお土産を渡しました。一つ一つ開けてくれて喜んでくださいました。 そしてVirginia City経由でLake TahoeへとJimさんの車で出発します。総勢6人な上にこちらは大きな旅行鞄持参なので大丈夫かなと危惧していましたが、大きなワンボックスなので問題なく積載完了。(^^) 
<野生馬の群>Virginia Cityへ向かう途中、道路沿いで野生馬の群を見かけました。全部で20頭位いたでしょうか。 人間が近くにいてパシャパシャカメラを撮っていても悠然と草をはんでいます。仔馬がかわいかったな〜。毛並みもつやつやとして健康状態は良さそうでした。 Jimさんによるとこの馬達を捕まえて乗馬用に調教するということです。 ここもそうですが、広がる草原は殆どセージブラッシュという背の低い灌木と合間にポツポツとコニファーが生えているというのが典型的風景でした。 |
見晴らしのいい丘に寄ったりしながらそれから数十分も走ったでしょうか、ルート395から左折して山道にドンドン登って行きます。するとゴールドラッシュ当時のままの町バージニア・シティに着きました。  禿げ山をバックに昔のままに町が保存されていて、西部劇の世界にタイムスリップした気分です。また人々も町並みを保存しつつ生活をしている、と言うところも自然な感じでした。 Jimさんご夫妻に解説してもらいながら観光をしました。印象に残った所は、 ＜消防博物館＞馬で引く開拓時代当時の消防車（真鍮で作られていてとてもきらびやか！）の展示を主役に世界の消防の資料がありました。何故かPony Expressの葉書も枠に入れられて展示されていました。 ＜本屋＞マーク・トウェインとアウトローと開拓時代が中心。ここでPony Expressの「聖書」と呼ばれる「SADDLES & SPURS〜The Pony Express Saga」とPony Expressルートを辿る旅行ガイド「The Traveler's Guide to the PONY EXPRESS TRAIL」を購入しました。 ＜カントリーな食料品店＞Jimさんの奥様のお気に入り。材料がセットされたスープやピラフ、美味しそうな調味料などが満載。重いものが多くて少ししか買えなくて残念。でもピラフセットとスープセットを購入。(^^) ＜Pony Expressの碑＞がありました。勿論写真撮りまくり！中継所だったのかもしれません。（と思いましたが、これは実際の中継所の位置から移動して設置してあるようです） 因みに、Re-RideではVirginia Cityでの中継はありました。 ＜帽子屋さん＞なかなか人なつっこい熊のようなおじさんがご主人。粗削りの木製カウンターの上にはノートパソコンがあってインターネット環境でありました。（むむっ見かけによらない）ここでは茶のカウボーイハットを購入。ウォータープルーフでクラッシャブルと優れ物です。 ＜ウエスタンウェア＞本格的な開拓時代のドレスやウエアー・帽子・ベルト・ブーツがどっさり！充実の品揃えでした。色々試して乗馬用にブーツを買ったのですがもったいないので結局暫くは外出用にはきます。ここはもっと時間をかけて見たかったな〜。 あとでもウエスタンな洋品店はあるだろうと思ってお買物をセーブしていたら結局旅の間を通じてちゃんとしたウエスタンウェアのショップはここだけで買い損ねたもの多々あり！ などなど駆歩で観光しましたが一日いても飽きそうにありませんでした。初っぱなからお土産が重くなって先が思いやられます。(^^;) |
ルート50に入りNEVADA州の州都のCarson City（きれいな都市でした）を通過していよいよLake Tahoeへ。宿のあるSouth Lake Tahoeへは直行せずにJimさんは色々観光スポットに連れていってくれました。 ドラマ「ボナンザ」の撮影セットのある「Ponderosa Ranch」、水際が美しいCrystal Bay、Tahoeを一望する展望台などなど。 
Tahoeは透明度がアメリカで２番目に高く、又水深も大変深いです。湖を囲む山々は夏でも雪を頂いています。1960年冬季オリンピックでも会場になった本格的なスキー場と、湖畔には沢山のコテージ、NEVADA州境には沢山のカジノホテルが並んで、素敵なリゾート地でした。 そうこうするうちにディナーの予約をしている18:00も近づいて来たので、先に宿にチェックインをするためにTahoe Key Resortへと向かいました。 地図を頼りにルート50沿いに20〜30km位走ったところでようやく到着。広い敷地に管理棟やスポーツ施設などがあり、それを囲むようにしてコンドミニアムや賃貸のコテージ、分譲コテージがあり、自家用ボートをコテージの前に泊める事もできます。 建物自体は新しくなさそうですが、建物も敷地内の手入れも行き届いていていました。 実際長期滞在も多そうでした。 さて、時間は無いのですが、せっかくのディナーなのでJimさんご夫妻に「10分待って！」と言っておのおの速攻でワンピースなどに着替えました。 |
 レストラン「Friday's Station」はカジノホテルHarrah'sの18Fにあります。Friday's StationというのはPony Expressの中でもメジャーな中継所だったのですが、このカジノホテルを建てる時に歴史的遺物（えっ？大げさ？(^^;ゞ）である中継所跡を数百メートル移動させてしまったので、ホテル側はPony Expressを偲んでレストラン「Friday's Station」を作り、ホテル正面には大きなPony Expressライダーの銅像を作り、フロントにはPony Expressをモチーフにしたガラスの飾りが据えられていました。Pony Expressの旅を楽しむ為に来た私達、Pony Express Re-RideライダーのJimさんご夫妻が食事をとるにはぴったりかと思いました。 レストラン予約の時間に遅れてしまったのですが、窓際のカーテンで仕切られたテーブルに案内して貰いました。個室気分で寛げます。 メニューは色々あったのですが、Jimさんご夫妻のチョイスを参考にお手頃なセットメニューにしました。クラムチャウダースープ、ハードロール、サラダ、チキンのガーリックマスタード焼きベークドポテト添えといった内容です。一つ一つの量が多かったので最初のスープで結構満腹状態(^^;)、食べきれない分はドギーバックに入れて貰い、次の日の朝食にしました。 例によって量は多かったのですが、お味も良かったし、サンセットを見ながらPony Expressの話題とPony Express三昧（壁に飾ってある絵にも、メニューにも、計算書を挟むバインダーにもPony Expressライダーがのっている(^^)）のレストランでのディナーは思い出になりました。 ここは御手頃な価格でアメリカとしては程ほどにフォーマル気分が味わえるお店です。 |
楽しかった食事も終わり、家路につくかと思っていたら、車はコンドミニアムの反対側へと向かいます。どうやらキャンプ地に向かう様。 車がキャンプ場に入っていくと何やら「大草原の小さな家」風のコスプレをした人達がワゴンや馬を止めて三々五々飲んだり集まっています。 この人達は年に一度（Re-Rideの様に）ルート50沿いに旅をするワゴントレインの人達で開始して今年で50周年と言うことです。その中の一人がNEVADA州のRe-Rideのライダーも兼ねているという事でJimさんご夫妻が紹介してくれました。 ワゴントレインの人達は男性はカウボーイ、女性はロングドレスを着るのが規則です。皆さん完璧に装っていらっしゃいました。（子供達もコスプレしています(^^)） メンバーの方と一緒にお喋りをしたり、Pony Expressの宣誓を見たり、馬車用の大きな馬を見せてもらったりと楽しい一時を過ごしました。 メンバーの方に「カントリーダンスを踊るかい？」と誘われましたがステップに自信がなくて遠慮、せっかくだからもう少し積極的になっていれば良かったかもしれません。 アメリカの人は、Re-Rideにしてもこのワゴントレインにしてもそうですが、遊びでも趣味でも大人が大真面目に時間とお金をかけて本格的に取り組むのですね。 感心するというか、そういう事に一生懸命に取り組める環境を心の底から羨ましく思いました。 さて、ワゴントレインの方達に別れを告げて、私達の滞在中の食材を調達する様にスーパーのSAFE WAYに連れていってくれました。ここは、奥様のJoanさんが会員なので割引価格でお買い物ができます。(^^) 確かポテトをどっさり、ポップコーンの素を一箱、キュウリ、トマト、アスパラ、卵、オレンジジュース、牛乳、ターキーハム、オニオンスープの缶、ベーグル、チーズ、バターなどを買ったと思います。（販売単位が大きいのですごい量です） そして私はいつもアメリカに行くと家庭用品を買う趣味があるので個人的にフライパンとまな板を買って皆様に呆れられてしまいました。（重かったけれど帰国後毎日役に立っていますよ〜っ） 荷物を詰め込み、再び車でコンドミニアムに送ってもらい、長かった一日が終わったのでした。 |
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