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大山乗馬センター

＜何故か気合の！霧外乗＞

2007年7月

Style
ブリティッシュ
Outline
大山乗馬センター
鳥取県西伯郡大山町赤松2459-130　TEL.　0859(53)8211　
　
JR山陰本線米子駅下車バスで約35分
中国自動車道～米子自動道米子ICより車で約5分

騎乗料：7月乗馬パック（30分馬場乗り+120分外乗+一泊三食）　31,500円/1名
Impressions
中国地方で多分一番メジャーな大山外乗に行ってきました。
折りしも梅雨末期、辛うじて外乗中の雨は免れましたが景色どころか足元も怪しいほどの濃霧の中での乗馬となりました。

クラブハウス兼レストラン「PIAFFE」
宿泊したコテージ、トイレ･シャワー付き

旅行の最中でしたので夜食の時間に間に合う時間までギリギリに観光をしてチェックイン、車は自分の泊まるコテージの前に停めまられます。
我々が案内されたコテージは洋6畳+ロフト和5畳の部屋でした。窓からは馬場が見えます。
荷物を広げて落ち着いたところで夕食の知らせがありました。
夕食はクラブハウスの2階にある個室でコース料理をゆったり。
部屋の中はご多分に漏れず乗馬グッズが沢山、馬好きにはこういう小さな事が嬉しいですよね。

メニューはスープ、魚料理、肉料理、ライス、デザート、コーヒー。
乗馬クラブに泊まっているとは思えない内容です。
お料理目当てで来る人もいるとか。
夕食の後は受付で教えてもらった「ゆめ温泉」へ、見た目はスーパー銭湯っぽいのですがちゃんと源泉掛け流しでいいお湯でした。
この日は雨が時々降ったり止んだりでしたので乗馬をする明日の天気の回復を祈りながら就寝しました。

夕食はレストラン2Fの個室で
美味しいコース料理でした
牛乳は大山牛乳、生ハムは手づくりだそう
朝食は1Fです

外乗の朝、目がさめると雨はあがっていました。
が！凄い濃霧、山の中だから朝夕の多少のガスは当たり前でしょうがこれは何だかいつものガスとは違う感じ。
テレビを見るとなんと中国地方全体に濃霧注意報が出ていました(--;)

気を取り直してレストランでの朝食後、最初に1鞍覆馬場でレッスンがあります。
常歩・速歩・駈歩と一通りの動きのレッスンで外乗の程度判断（全く乗馬経験を聞かれなかったので実際に乗って馬場で判断なのかな）と外乗時の注意があります。
レッスンは馬場を左右に分かれて各々単騎で、私の相棒はグリーンホーマー、やや重ながら栗毛のイケメン（笑）で素直で落ち着いていて多分女性向きの馬です。
夫の相棒はパウダースノー、その名の通りの芦毛でその気にさせると顎を下げてガンガン行く夫好みのパワフルガイでした。

外乗に出発
この辺りはまだ霧も薄いです
段々霧が濃くなってきます
辛うじて近場は見えます
中間点で休憩
すぐ傍の馬の首がこの霞具合ですから(^^;)

馬場で結構脚を使ったので早くも一汗かきましたが、ちょっと休憩してから外乗出発。
雨は降っていませんがこの濃霧です。
しかも上に登るにつれて当然濃くなっていって足元は見えるけど大山なんて全く見えません。

コースはスキー場を目指すのですが、外乗の説明には1時間半～2時間かけてのんびり行きましょう、と書いてあるので常歩中心かと思ったら全く違ってクラブから出たらすぐにずーっと速歩と駈歩！常歩は殆どありません。
そして横をびゅんびゅん車が通っているのに普通に駈歩していきます。
うーん、霧を掻き分けながら軽快に蹄の音を立てて走るのは爽快(^^)
しかしこの辺の車は馬が通っていても全然スピードを落とさないのです(^^;)
馬も全く横を通り過ぎる車を気にしていません。観光バスが通った時に一回だけ先導の馬がバタっとした位。（先導の馬は大概訓練中ですものね）

途中で休憩を挟んで1時間余りでスキー場に到着、しかし既にレッスンと合計で2時間位乗っていてやや重なパートナーに脚も使っているのでこの時点で私はかなりへばり気味です。

実際には画像よりも真っ白、幻想的～
前日までの雨と霧で足元しっとり
お決まりのショットもこんな感じ（笑）
馬運車に向かう馬たち、お疲れさま
パックに含まれているジンギスカン、かなりのボリュームでした
クラブに戻ると観光客で一杯でした

それはともかくとしてこの濃霧！スキー場は谷間になっているので霧が溜まって余計に濃いのです。
あぁ本当なら緑の草原と目の前にある大山が絶景な筈なんですけど何もかもまっ白(^^;)
ここで30分程好きに駈歩したり自由に乗る事になっていますが、見通しが無いので結構危険です。
うーんっと悩んで「せっかくここまで来たから乗りたいですよね？」と先導の方が仰って私たちも「ハイ」と頷き、結局自由騎乗をすることになりました。

そうは言っても私は迷子になって霧の中をさまようのは嫌なので、下馬して待っている先導の方から余り離れないように、なるべく霧の薄い辺りを選んで走りました。でも霧って移動するんですよね～。
画像では割と見えていますが、実際には5mも離れると真っ白で全く相手が見えません。

自由騎乗なのでそれぞれ自由な方向に乗っているのですが、霧に隠れてお互いが見えませんし突然相手が思わぬ方向から走ってくるのでビックリする時もありました。
声を掛けると言っても見えないのでは掛けようもありませんし(^^;)
今日は二人だったからそれでも良かったのですけれど、人数が多いグループだったらこの状況はちょっと危なかったかも。
そして、水分を含んだ草の上ですしスキー場って結構石など足元に色々ありますし（私よりも広い範囲を乗っていた夫によると建材とかも転がっていた模様）範囲を良く把握していない、しかも見えない場所を駈歩したりする事は私にとってはかなり気合を必要とする事でした（笑）
30分程自由騎乗した後、馬は馬運車でクラブへ帰り我々は用意された昼食を食べて、食べ終わった頃車で迎えに来てもらいました。

珍しい体験でしたし乗馬的にはとっても満腹ですが、初めての場所での外乗ですので景色が見られなかったのは残念。。。
また好天の日を狙ってリベンジしたいですね(^^)

※追記
　その後、乗馬以外で大山には何度か訪ずれていますが晴れるとこんな感じです。